東京には国内外から多くの人が訪れ、ホテル・旅館をはじめ、さまざまな観光施設が利用されています。宿泊先や観光スポットを選ぶ際には、建物の設備やサービスだけでなく、施設に到着したときの雰囲気も印象を左右する重要なポイントです。
そこで考えたいのが、エントランスやアプローチ、植栽、花壇などを含めた外構です。
ホテルや旅館では、利用者が建物に入る前から滞在体験は始まっています。観光施設でも同様に、整えられた外構は「ここに来てよかった」と感じてもらうための大切な空間です。
今回は、東京のホテル・旅館・観光施設における外構づくりについてご紹介します。
ホテル・旅館の第一印象を決める外構

ホテルや旅館を訪れた利用者が最初に目にするのが、建物の外観とその周辺です。
エントランスまでのアプローチに植栽が配置され、樹木や花壇がきれいに管理されていれば、施設全体に上質で落ち着いた印象を与えることができます。
反対に、雑草が目立っていたり、樹木の枝が伸びすぎていたりすると、建物や客室がきれいでも管理が行き届いていない印象を持たれてしまうことがあります。
そのためホテル・旅館の外構では、建物のデザインと調和させながら、利用者を自然にエントランスへ導く空間づくりが重要です。
特に東京には多くの宿泊施設があるため、外構や植栽によって施設独自の雰囲気を表現することは、他のホテル・旅館との差別化にもつながります。
観光施設では写真に残したくなる景観づくりも重要

観光施設の外構を考える際には、利用者が施設内をどのように歩き、どこで景色を見るのかという視点も必要です。
季節の花を楽しめる花壇やシンボルツリー、ベンチのある休憩スペースなどを設けることで、観光の途中で立ち止まって楽しめる場所をつくることができます。
現在では、観光中に撮影した写真をSNSへ投稿する人も多くなっています。
外構の一部に印象的な植栽やフォトスポットとなる場所を設ければ、利用者自身が観光施設の魅力を発信してくれる可能性もあります。
浅草のように国内外から観光客が訪れる地域では、周辺の街並みや歴史的な雰囲気と調和した外構を意識することも大切です。
観光施設そのものだけではなく、地域の景観まで考えたデザインによって、その場所ならではの魅力を伝えることができます。
新宿・池袋など都市部では限られた空間を活かす
新宿や池袋をはじめとした東京の都市部では、広い庭を確保することが難しいホテル・旅館や観光施設もあります。
しかし、外構は必ずしも広いスペースが必要なわけではありません。
エントランス横の小さな花壇、建物沿いの植栽、プランター、壁面を利用した緑化などを組み合わせれば、限られた場所でも緑を感じられる環境をつくることができます。
ホテルではチェックイン時に利用者が必ず通る場所、旅館では玄関や待合スペースから見える場所など、視線が集まりやすいポイントへ植栽を配置すると効果的です。
観光施設でも、すべての外構を大規模に変更するのではなく、利用者からよく見える場所を中心に整備する方法があります。
限られたスペースだからこそ、植物の種類や高さ、ボリュームを整理し、建物とのバランスを考えることが重要です。
安全で歩きやすい外構も施設価値につながる
ホテル・旅館・観光施設には、子どもから高齢者、海外からの旅行者までさまざまな人が訪れます。
そのため外構では、美しい景観だけでなく安全性や歩きやすさも考えなければなりません。
成長した樹木の根によって舗装が持ち上がっている場所や、枝が通路へ張り出している場所は、利用者の通行に影響する可能性があります。また、植栽によって案内看板や照明が隠れてしまうことにも注意が必要です。
定期的な剪定によって樹木の大きさを調整し、歩行スペースや視界を確保することは、ホテルや旅館だけでなく、多くの人が訪れる観光施設でも重要な管理となります。
外構を計画する段階から植物の成長を想定しておけば、将来的な管理負担を抑えることにもつながります。
昼と夜で表情が変わるホテル・旅館の外構
宿泊を伴うホテル・旅館では、夜間の景観も大切です。
昼間は植栽や花壇の色彩を楽しめる外構でも、夜になると照明によってまったく違った表情を演出できます。
アプローチや樹木をやわらかく照らすことで、利用者をエントランスへ導きながら、落ち着きのある空間をつくることができます。
観光施設でも営業時間やイベントに合わせて照明を取り入れることで、昼間とは異なる景観を楽しんでもらうことができます。
ただし、明るくすれば良いわけではありません。ホテル・旅館の雰囲気や周囲の環境に合わせ、植栽と照明のバランスを考えることが重要です。
美しい外構を維持するためには継続した管理を
完成した直後は美しい外構でも、植物は毎年成長していきます。
ホテル・旅館・観光施設の景観を長く維持するためには、樹木剪定、除草、施肥、病害虫対策、花壇の植え替えなどを計画的に行う必要があります。
特に多くの利用者を迎える施設では、「作業が必要になってから対応する」のではなく、年間を通した管理計画を立てることが重要です。
春には新芽や花を楽しめる環境を整え、夏は枝葉や雑草の成長に対応し、秋冬には落葉や翌年に向けた管理を行うなど、季節に合わせた作業によって景観を安定させることができます。
東京のホテル・旅館・観光施設では、建物だけではなく外構まで含めて施設の印象がつくられます。
エントランスやアプローチ、花壇、樹木などを施設のコンセプトに合わせて整えることで、利用者を迎える魅力的な景観をつくることができます。
CRAFTでは、ホテル・旅館をはじめとした施設のガーデンデザインや外構、植栽、樹木剪定、花壇づくり、緑地管理などに対応しています。
東京でホテル・旅館・観光施設の外構や植栽のリニューアル、定期的な緑地管理をご検討の際は、建物と植物、利用者の動線を一体として考えた景観づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
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