街を歩いていると、カフェや飲食店の店先にテーブルや椅子が並び、屋外で食事やコーヒーを楽しめる場所を見かけることがあります。
こうした開放的な空間として知られているのが「オープンテラス」です。
オープンテラスは単純に屋外へ客席を増やすだけではなく、カフェや飲食店の雰囲気を外へ伝え、街を歩く人に「ここで過ごしてみたい」と感じてもらえる場所にもなります。
さらに樹木や草花、プランターなどの植栽を組み合わせることで、都市部でも緑を感じられる心地よい空間をつくることができます。
今回は、オープンテラスとはどのようなものなのか、カフェや飲食店に取り入れるメリットから、植栽・ガーデニングを活用したテラスづくりまでご紹介します。
オープンテラスとは?
オープンテラスとは、建物の外側や店舗に隣接した屋外スペースにテーブルや椅子などを配置し、飲食や休憩に利用できるよう整備した空間を指します。
カフェの店先やレストランの庭、商業施設の広場など、さまざまな場所で見ることができます。
完全な屋外だけでなく、屋根やオーニングを設けた半屋外型のテラスもあり、店舗の立地や営業スタイルに合わせて形態を選べます。
特にカフェや飲食店では、店内とは異なる開放感を楽しめることがオープンテラスの大きな魅力です。
天気の良い日に風や光を感じながら食事をしたり、コーヒーを飲みながら街並みを眺めたりと、料理だけではない時間を提供できます。
カフェ・飲食店にオープンテラスを設けるメリット
オープンテラスのメリットの一つは、店舗の存在や雰囲気を外から伝えやすいことです。
通りからテラス席が見えるカフェでは、利用者がくつろいでいる様子そのものが店舗の魅力になります。
飲食店でも、屋外のテーブルやパラソル、照明などが見えることで、店内の様子が分からなくても入りやすい雰囲気をつくれます。
また、テラス席という選択肢が増えることで、その日の気候や利用目的によって好きな場所を選んでもらえるようになります。
ランチを楽しむレストラン、仕事の合間に立ち寄るカフェ、夕方からディナーを提供する飲食店など、それぞれの営業スタイルに合わせた使い方が可能です。
店舗の外観とオープンテラスを一体的にデザインすれば、道路から見たときの印象も大きく変わります。
居心地の良いテラスには適度な「囲まれ感」も必要
開放感が魅力のオープンテラスですが、何もない場所にテーブルと椅子を置くだけでは、落ち着かない空間になることがあります。
道路を走る車や通行人から常に視線を感じる場所では、せっかくのテラス席でもゆっくり過ごしにくくなります。
そこで利用したいのが、フェンスやプランター、植栽などによる緩やかな空間の区切りです。
完全に視線を遮るのではなく、カフェや飲食店の存在は外から見える状態を残しながら、座ったときには落ち着ける高さを考えます。
テラスの外周へ低木や草花を配置すれば、人工的な壁で囲うよりも柔らかな印象になります。
開放感とプライベート感のバランスを取ることが、長く過ごしたくなるオープンテラスづくりのポイントです。
日差しや雨への対策も考える
屋外にあるオープンテラスでは、天候への対策も欠かせません。
特に夏場は直射日光によってテーブルや床面が熱くなり、カフェや飲食店のテラス席を利用しにくくなる場合があります。
パラソルやオーニングを設置するほか、十分なスペースがある場所では樹木による自然な木陰を利用する方法もあります。
落葉樹なら夏には葉が日差しを遮り、冬には葉が落ちることで光を取り込みやすくなるなど、季節による変化を活用できます。
また、床材や排水も重要です。
雨が降った後に水たまりが残りやすい場所では営業にも影響するため、オープンテラスを計画する段階から水の流れや床面の状態まで考えておく必要があります。
植栽を取り入れるとオープンテラスの印象が変わる
ここから少しガーデンの視点で考えてみましょう。
オープンテラスと非常に相性が良いのが植栽です。
カフェの周囲に小さな樹木や草花を配置したり、飲食店のテラス席を大型プランターで囲ったりするだけでも、空間の印象は大きく変わります。
特に都市部では建物や舗装に囲まれた場所が多いため、テラスに緑があることで視覚的な柔らかさが生まれます。
イタリアンならオリーブなどをアクセントにした植栽、フレンチなら季節の草花を使った上品な花壇、ナチュラルなカフェなら樹木やハーブを組み合わせるなど、店舗のコンセプトとガーデニングをつなげることもできます。
植物は単なる飾りではなく、カフェや飲食店の世界観を屋外まで広げるデザインの一部になります。
季節のガーデニングで何度訪れても楽しめる場所へ
オープンテラスへ植栽を取り入れるなら、季節による変化も楽しみたいところです。
春には明るい草花、夏には緑を中心とした爽やかなガーデニング、秋には暖色系の花や葉、冬には常緑樹や季節装飾を組み合わせることで、一年を通してテラスの表情を変えられます。
季節ごとに花壇やプランターを入れ替えることで、いつも利用しているカフェにも新鮮な印象が生まれます。
ハロウィンやクリスマスなどのイベント時期には、植栽とオーナメントを組み合わせるのも一つの方法です。
写真を撮りたくなる場所を意識してガーデニングを行えば、オープンテラスそのものを店舗のフォトスポットとして活用することもできます。
夜のオープンテラスは照明で雰囲気を変える

夕方から夜に営業する飲食店では、照明もオープンテラスを構成する重要な要素です。
テーブルだけを明るくするのではなく、植栽や樹木を柔らかく照らすことで、昼間とは異なる落ち着いた景観を演出できます。
特にディナーを提供するレストランでは、植物と間接照明を組み合わせることで、テラス席そのものに特別感を持たせることができます。
一方、カフェでは温かみのある照明を使い、夕方以降も気軽に利用できる雰囲気にするなど、店舗によって適した演出は異なります。
昼と夜の両方からテラスを見ることで、営業時間を通して魅力のある空間をつくりやすくなります。
植物を取り入れたテラスは管理まで考える
ガーデニングを取り入れたオープンテラスでは、完成後の管理も重要です。
樹木や草花は成長するため、枝が通路へ張り出したり、枯れた花が目立ったりすることがあります。
飲食店では特に清潔感が求められるため、落ち葉や雑草を放置せず、定期的な剪定や除草、花壇の手入れを行う必要があります。
また、カフェのテーブル周辺では利用者の動線を確保し、植栽によって通路が狭くならないよう調整することも大切です。
植物を選ぶ段階から成長後の大きさや管理頻度まで考えておけば、美しいオープンテラスを維持しやすくなります。
CRAFTでは植栽を活かしたテラスづくりにも対応
オープンテラスは、カフェや飲食店に屋外席を増やすだけの設備ではありません。
店舗の雰囲気を街へ伝え、食事や休憩を楽しむ時間そのものを豊かにできる場所です。
そこへ樹木や草花、花壇、プランターなどの植栽を取り入れることで、都市の中でも自然を感じられる心地よいテラスをつくることができます。
CRAFTでは、建物や周辺環境に合わせたガーデンデザインから植栽、花壇づくり、樹木剪定、除草、季節の草花管理などに対応しています。
新しくオープンテラスを設けたい場合はもちろん、既存のカフェや飲食店のテラスをもっと緑豊かな空間にしたい、季節ごとにガーデニングを楽しめる場所へ変えたいといった場合にも、植物の視点から空間づくりを考えることができます。
料理やサービスだけではなく、そこで過ごす時間まで魅力に変える。そんなオープンテラスづくりに、植栽やガーデニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ご要望をお気軽にご連絡ください。
045-274-2314045-274-2314
受付 / 月~金曜日(祝祭日を除く)9:00 ~ 17:00

