アクアリウムや絵画、彫刻、オブジェなどを展示するとき、主役になるのはもちろん展示物そのものです。
しかし、展示物の周囲が何もない空間と、植物や花によって雰囲気が整えられた空間では、来場者が受ける印象も変わります。
たとえば青を基調としたアクアリウムの周囲へ緑を配置すれば、水中の景観から自然へとつながるような空間を演出できます。
美術品の周囲に作品の色彩と調和する草花を取り入れれば、展示物そのものを邪魔することなく、その世界観を広げることもできます。
CRAFTでは、屋外のガーデンデザインだけではなく、建物内外の空間植栽や季節装飾、イベントなど、植物を使ったさまざまな空間づくりを行っています。
今回は少し視点を変えて、アクアリウムや美術品などの展示物と花・植物を組み合わせた空間演出についてご紹介します。
花は展示物を引き立てる「脇役」になる
展示空間に花を取り入れるとき、大切なのは花そのものを目立たせることではありません。
主役はあくまでアクアリウムや美術品です。
そのため、作品よりも鮮やかな花を大量に配置すればよいというものではありません。
たとえば白を中心とした彫刻なら、周囲も白や淡いグリーンなどでまとめる方法があります。
反対に、色彩の強い作品であれば、植物の色数を抑えて作品そのものへ視線が集まるようにします。
CRAFTでは実際の植栽でも、周囲のスタイリッシュな雰囲気に合わせて植物の彩りを抑えた空間づくりを行っています。
展示空間でも同じように、「何を見せたい場所なのか」から植物を考えることが重要です。
アクアリウムと植物で自然を感じる空間へ
アクアリウムと植物は、視覚的にも組み合わせやすい要素です。
水槽の中には水草や魚などによって水中の自然が表現されています。
その周囲へ植物を配置すると、水槽の中だけで完結していた自然が、周囲の空間まで広がって見えるようになります。
大型のアクアリウムであれば、背のある植物と低い植物を組み合わせて高低差をつくる方法もあります。
小型の水槽であれば、周囲を植物で囲みすぎず、ポイントとなる場所だけに花やグリーンを配置すると水槽そのものを見せやすくなります。
ホテルのロビーや商業施設、飲食店、医療施設などでは、アクアリウムが空間のアクセントとして設置されていることがあります。
そこへ植物による演出を加えることで、「水槽が置かれている場所」から「ひとつの景観として設計された場所」へ変えていくことができます。
美術品と花は色彩のバランスが重要

美術品の周囲に植物を配置するときには、作品との色彩バランスを考えます。
絵画や彫刻、工芸品などには、それぞれ異なる色や質感があります。
花や植物にも色がありますので、両方の主張が強すぎると視線が分散してしまいます。
そこで、作品に使われている色を植物側にも少し取り入れたり、逆に植物の色数を抑えたりして空間全体をまとめます。
植物だけではありません。
鉢やプランター、砂利などの素材も展示空間の印象を左右します。
CRAFTでは「博物館・美術館ガーデン」においても、過度に主張する植栽を避け、建築や展示コンセプトとの調和を重視した景観づくりを提案しています。
こうした考え方は、屋外の庭だけではなく、美術品周辺の空間演出にも応用できます。
展示テーマに合わせて植物を選ぶ
植物を使った展示演出の面白さは、テーマに合わせて雰囲気を変えられることです。
海をテーマにした展示なら、ブルーや白を中心にした花とグリーンを組み合わせる。
日本文化をテーマにした展示なら、枝ものや落ち着いた色彩の植物を取り入れる。
南国をテーマにするのであれば、大きな葉を持つ植物や鮮やかな花を使う。
このように展示テーマから植物を考えることができます。
CRAFTでは実際にイベント会場の「フラワーロード」で、トロピカルをテーマとしてブーゲンビリアやハイビスカスなどを組み合わせた植物演出を行っています。
詳しい事例は「空間植栽の実績」でもご覧いただけます。
展示内容と植物を別々に考えるのではなく、ひとつの空間として計画することがポイントです。
生花だけでなく造花やフェイクグリーンという選択肢も
館内では必ずしも生きた植物を使用できるとは限りません。
日光がほとんど入らない場所や、空調によって乾燥しやすい場所もあります。
また、美術品の展示環境では、作品保存のために温度や湿度などを厳密に管理している場合があります。
このような環境では、施設や展示物の管理条件を最優先に考え、生花ではなく造花やフェイクグリーンを使う方法もあります。
最近の造花やフェイクグリーンは種類も多く、植物の雰囲気を取り入れながら管理負担を抑えた空間演出が可能です。
CRAFTでは「エントランスのフェイクグリーン|造花・館内装飾」でも、館内で植物を取り入れる方法をご紹介しています。
企画展やイベントに合わせた期間限定の装花も
常設展示だけではなく、企画展や季節イベントに合わせて期間限定で植物を配置する方法もあります。
春なら明るい草花、夏なら涼しさを感じるグリーン、秋なら紅葉をイメージした葉物、冬ならクリスマスを意識した装飾など、季節によって空間の表情を変えることができます。
展示会のテーマに合わせて期間限定で装花し、終了後に撤去する方法であれば、年間を通して同じ植物を維持する必要もありません。
CRAFTでは季節の催事や展示会における植物演出も提案しており、「イベント企画」では、シンボルとなる植栽や季節の植物を利用した演出にも対応しています。
アクアリウムや美術品の展示に植物を加える場合も、常設・期間限定の両方から考えることができます。
展示物と来場者の動線を邪魔しないことも大切
植物を配置するときには、見た目だけでなく来場者の動線にも注意が必要です。
植物が通路へ大きく張り出したり、展示物を見る位置を遮ったりしてしまえば、本来の鑑賞体験を損ねてしまいます。
アクアリウムであれば、水槽を正面から見る場所だけでなく、横から眺める人の動きも考えます。
美術品の場合も、作品との適切な距離を保ちながら植物を配置する必要があります。
「空いている場所へ花を置く」のではなく、人がどこから入り、どの位置で立ち止まり、どこへ移動するのかまで考える。
これによって、植物が展示を邪魔する存在ではなく、鑑賞体験を支える存在になります。
アクアリウム・美術品周辺の花や空間植栽もCRAFTへ
CRAFTでは、ガーデンデザインや花壇だけでなく、建物内外の空間植栽、季節装飾、イベントなど、植物を使ったさまざまな空間づくりを行っています。
アクアリウムや美術品そのものを施工するのではなく、その周囲に花や植物を取り入れ、展示物がより魅力的に見える環境を考える。
これも植物を扱う会社だからこそ提案できる空間づくりのひとつです。
「水槽の周囲が少し寂しく感じる」
「展示作品の世界観に合わせて植物を取り入れたい」
「企画展に合わせて期間限定の装花をしたい」
「美術館や施設内に植物を置きたいが、生花を置けるかわからない」
「植物選びから配置までまとめて提案してほしい」
このような段階からでもご相談ください。
展示物を主役として考えながら、植物の種類、色彩、高さ、配置、周囲の環境や来場者の動線まで確認し、その場所に適した方法をご提案します。
アクアリウムや美術品、オブジェなどの周囲を花や植物で彩りたいとお考えの施設・企業担当者様は、ぜひCRAFTへご相談ください。
植物を置くだけではなく、展示物と植物が互いを引き立て合う、記憶に残る空間づくりをお手伝いいたします。
ご要望をお気軽にご連絡ください。
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